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2018年6月30日土曜日

天神祭お迎え人形

花外楼北浜本店にお迎え人形を展示しました。平安時代の中頃、951年に始まった天神祭が、現在のように盛大になるのは、17世紀末の元禄文化が華やかな時代でした。そのころ、神様を奉載した「船渡御」をお迎えするための「お迎え船」に、豪華絢爛の風流人形が飾られるようになったのです。この人形を「お迎え人形」といいます。
花外楼では、毎年、大阪天満宮より「お迎え人形」をお借りし、展示させていただいております。
今年の人形は木津勘助(きづのかんすけ)。木津勘助は、相模の国足柄山生まれ。豊臣秀吉に仕え、木津川の治水・堤防づくり、勘助島などの新田開発を進めました。寛永16(1639)年の飢饉の際に、大阪城の備蓄米を出すことを願い出たがかなわず、幕府の米蔵を破り町民を救いました。
お迎え人形の木津勘助も侠客にふさわしく、男気のある勇ましい姿をしています。