NHKの朝ドラで、先週、五代友厚は惜しまれつつ亡くなりましたが、演じるディーン フジオカさんの人気が高まるにつれ、五代友厚に対する関心も大きくなっているようです。
大阪取引所の前には、大きく立派な五代友厚の銅像が立っておりますが、道行く人たちにも余り知られていない存在でございました。
五代は当時疲弊していた大阪に活力とビジョンを与えてくれた方であります。かねてより大阪の大恩人だと思っておりましたので、今回のドラマで取り上げられ、光が当てられたことをうれしく思います。また、ディーン フジオカさんの爽やかな演技により、今までの作られた大阪のイメージではなく、「商いの町」として、信用を尊び重んじる大阪が表現されて、大阪のイメージアップにつながったことを大阪人として嬉しく思います。
当店にも、色々なお問い合わせや、来店されたお客様が朝ドラを話題にされることも多くなり、メディアの反響がいかに大きいかと痛感する今日この頃です。
大久保利通と親しかった五代友厚は、大阪会議においては裏方 調整役として活躍され、そういう意味では花外楼とも縁のある人物です。
五代が書き残した史料は残念ながらございませんが、何度も利用されていたようです。もちろん、加島屋(テレビでは加野屋)広岡様も。
五代も眺めた土佐堀川。周辺の風景は変わりましても、今も歴史の時を刻みながら川は流れてゆきます。