花外楼ホームページ

2024年7月24日水曜日

天神祭

今日は天神祭の宵宮。天神講さん、鳳講さんが来てくださいました。
川にはどんどこ舟。
明日は天神祭の本宮です




2024年7月20日土曜日

花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~

 本日、大阪商業大学公共学部教授の明尾先生が企画された『花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~』のシリーズ5回にわたる講座の第3回目を開催致しました。
今回のテーマは『写生の妙、西山派の魅力「西山芳園・完瑛」』。西山芳園は四条派の松村景文に絵を学び、その後大坂に四条派を広めた人物として知られます。息子の完瑛と共に最も大坂らしい画家と評されました。涼やかな西山完瑛の「涼船図」や「楊下水中遊鯉図」や、桜に鴉という取り合わせが面白い芳園の「糸櫻鴉図」など、計7幅の掛け軸を、有名美術商の方にお持ちいただき、ご紹介いただきました。







 




2024年7月13日土曜日

第91回おたのしみ会クレマチス

 本日、第91回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、大阪天満宮文化研究所所長の高島幸次様に「ほんまにおもろい天神祭」というテーマで講演をしていただきました。
今年の6月に『大阪天満宮と天神祭』という本を創元社から出版されました。平安中期以来1000年余りの歴史の中に、今日の隆盛を迎えるに至った謎をさぐり、その原動力が「疑似伝統」と「おもてなし」にあることを検証されています。執筆の裏話も含めて、天神祭の歴史や、当店も展示させて頂いております御迎人形について、
天神祭の楽しみ方を楽しくお話していただきました。










2024年6月29日土曜日

花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~

 本日、大阪商業大学公共学部教授の明尾先生が企画された『花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~』のシリーズ5回にわたる講座の第2回目を開催致しました。
今回のテーマは縁起を担ぐ浪速人「森一鳳・松本奉時等」。語呂合わせの妙、舞台を盛り上げる逸品、縁起を寿ぐ作品をご紹介いただきました。
食事の後は、四条派の佐藤魚大のお軸をご紹介いただきました。





2024年6月25日火曜日

天神祭 御迎人形

 花外楼北浜本店に御迎人形を展示しました。平安時代の中頃、951年に始まった天神祭が、現在のように盛大になるのは、17世紀末の元禄文化が華やかな時代でした。そのころ、神様を奉載した「船渡御」をお迎えするための「お迎え船」に、豪華絢爛の風流人形が飾られるようになったのです。この人形を「御迎人形」といいます。

花外楼では、毎年、大阪天満宮より「御迎人形」をお借りし、展示させていただいております。
今年の人形は、「真田幸村」(佐々木高綱)。佐々木高綱は鎌倉初期の武将。源頼朝を援けて、各地に転戦。長門・備前の守護となる。江戸時代には、大阪の陣の脚色が禁止されていたので、歌舞伎などでは「真田幸村」は、佐々木高綱の名で登場し、今もこの御迎人形は、真田幸村と呼ばれています。



2024年6月22日土曜日

第90回おたのしみ会クレマチス

 本日、第90回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、デュオ夢乃として演奏活動をされている木村怜香能(筝)様と玉木光(チェロ)様に『筝とチェロでめぐる日本の四季~古典からコンテンポラリーまで~』というテーマでご公演をしていただきました。宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZOの樋口須賀子様からお二人をご紹介していただきました。普段はニューヨークを拠点にご活躍されているお二人ですが、日本でのコンサートのために帰国するのにあわせて、ご公演いただく運びとなりました。
筝とチェロの優しく優雅な音色に心癒されるひと時となりました。







2024年5月25日土曜日

花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~

 本日、『花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~』のシリーズ5回にわたる講座の第1回目を開催致しました。
美術館で多くの作品を気ぜわしく見るのではなく、掛け軸が本来掛けられるべき床の間でじっくりと作品を鑑賞していただきたい、大阪画壇の素晴らしい作品をもっと知ってもらいたいとの強い思いで、明尾先生が企画されました。
第1回目は岡田米山人・半江について講演をしていただきました。重要美術品である岡田米山人の「秋山蕭寺図」をはじめ、計6幅の掛け軸を、有名美術商の方にお持ちいただきました。素晴らしい作品を間近で鑑賞するまたとない機会で、お客様も熱心に鑑賞しておられました。








2024年5月7日火曜日

中之島公園のバラ

バラの季節です。
中之島公園のバラも色とりどり美しく咲いています。






2024年3月9日土曜日

第89回おたのしみ会クレマチス

 本日、第88回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、大阪商業大学公共学部教授の明尾圭造様に『西山派の魅力~大阪画壇の粋』というテーマで講演をしていただきました。
近年、京都の四条派に対して、大阪にも西山派あるいは船場派なる画壇の存在が内外で脚光を浴びています。100年以上も前から作品収集を続けている大英博物館では多くの大阪画壇を確認することができます。しかしながら、ご当地大阪では、近年ようやく大規模博覧会が開催されるようになりましたが、それまでは注目されることが無く忘れ去られたものとなっていました。
幕末明治から戦後にかけて全国に知られた西山芳園と完瑛を中心に、西山派の魅力、大阪画壇の粋について、どうして世間から忘れ去られてしまったのかなど、お話をしていただきました。明尾先生には、西山芳園と完瑛の掛け軸と資料をご持参いただき、市田朝芳庵様から西山完瑛の三社図(伊勢神宮・春日大社・石清水八幡とそれぞれの神の遣い、鶏・鹿・鳩が描かれています)をご持参いただき、お客様にご覧いただきました。食事の後には、三社図を蓬莱山の掛け軸に掛け替えてご説明をしていただきました。皆様、明尾先生のお話に熱心に耳を傾け、まだまだ聞き足りないようでした。




 



2024年3月4日月曜日

船場のおひなまつり テラスにて抹茶と和菓子

 2月26日(月)から3月3日(日)まで、船場界隈で船場のおひなまつりというイベントが開催されました。当店もそれにちなみ、今回初めて2日(土)限定で1階テラスにて抹茶と和菓子を召し上がっていただく企画を催しました。和菓子は、当社社長が手作りした団子にあんこをまぶして最中の皮で包んだものと、金平糖。金平糖は珈琲や柏原ぶどう、ブルーベリーなど味も色とりどり。
どちらのお菓子もお客様に好評で、おいしかったと喜んで頂きました。
昔からの手あぶりを用意したり、希望の方にはお部屋をご覧いただいたりと。
真冬に逆戻りの寒い1日でしたが、皆様楽しんでいただいた様子で感謝です。







2024年2月17日土曜日

第87回おたのしみ会クレマチス

 本日、第87回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、千里金蘭大学名誉教授の生形貴重様に『伊達政宗と茶の湯-利休最後の弟子』というテーマで講演をしていただきました。信長時代から下克上を生き抜いた武将たちは利休を慕い、その茶の湯の弟子となっていました。伊達政宗もその一人です。伊達政宗は、利休自刃の前年、小田原で利休の弟子となり豊臣秀吉から赦されました。しかし、その時利休は病気で政宗に会うことは叶いませんでした。
二人が直接会ったのは翌年の二月に政宗が上洛した時です。政宗の上洛を迎えに行ったのが利休で、この日からほぼ1週間、政宗は茶の湯を利休から学びました。そして、突然利休の切腹事件が起きます。たった1週間の利休の教えでしたが、政宗は利休の教えを深く理解し、江戸時代初期の優れた大名茶人となりました。戦国を生き抜き、茶の湯に政宗が求めたもの。利休の政宗への思いはどのようなものだったか、お話をしていただきました。 




2024年2月7日水曜日

ひな人形

 ロビーにてひな人形をお飾りいたしました。
あわせて、先代たちが折々に買い求めた、お人形やお飾りも展示致しました。













2024年1月27日土曜日

第86回おたのしみ会クレマチス

 本日、第86回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、香道御家流師範の前田立子様に『日本古来のかほり香道に親しむ』というテーマで講演をしていただきました。
始めに香道とは何か、香木について、組香とは何か、その遊び方や楽しみ方について解説をしていただきました。その後、お客様1人1人に組香を体験していただきました。初めてのお香の体験にとまどいつつも、かぐわしい香りを楽しんでいらっしゃいました。