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2019年12月17日火曜日

OSAKA光のルネサンス2019

OSAKA 光のルネサンス2019が25日(水)まで中之島界隈で開催されています。
中之島公園では、キュートな雪だるまの親子がお出迎え。地元の子供たちや一般の参加者が果樹栽培用の袋に笑顔を思い思いに描いた『ひかりの実』が木に吊り下げられ、優しい光を放っています。
大阪市中央公会堂では、次の世代へ届ける"つぐ"をテーマにした「Art of Light」
を見ることが出来ます。大坂城や歌舞伎座など大阪の街と文化や歴史を表すストーリーが展開されます。音楽に合わせて繰り広げられる壮大な光の絵画は非常に美しく、圧巻です。
また、中央公会堂の前の通りは、ケヤキ並木をシャンパングラスでかたどった光で装飾されとても素敵です。是非、お出かけくださいませ。







2019年12月14日土曜日

第47回おたのしみ会クレマチス

本日、第47回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、シネマライターの三木真理子様を講師に迎え、平成から令和へ 映画に見る「世代交代と温故知新」というテーマで講演をしていただきました。
今回公開される映画でついに完結を迎える「スターウォーズ」や、57年にわたり主役の交代を経ながら57年続く「007」、第1作から公開50周年を迎える「寅さん」など、長年にわたりシリーズ化されている映画における、温故知新や世代交代、時代の世相などについてお話をしていただきました。
また、この冬12月や1月に公開される映画もご紹介いただきました。
映画館に行ってみようと思いたくなる、素敵なお話をしていただきました。




2019年10月26日土曜日

第45回おたのしみ会クレマチス

本日、第45回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、京ことばで源氏物語の女房語りを通し、失われゆく美しい京ことば、やまとの心を後世に伝えるべく語りの会を、日本各地のみならず海外でも開催されている、山下智子様を講師にお迎えしました。テーマは「京ことば源氏物語 女房語り」―第七帖『紅葉賀』。
柔らかな京言葉で紡ぎだされる物語に、お客様は平安時代の雅やかで幽玄な世界へと引き込まれておられました。







2019年9月28日土曜日

第44回おたのしみ会クレマチス

本日、第44回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、合唱指導・指揮者の阿部和子様に「歌声が国境を超えるとき」というテーマで講演をしていただきました。
阿部様は日本各地のみならず、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカなど50か国以上で歌声平和交流をされてきました。世界各地の人々との音楽を通じての交流の思い出や、ご自身の生い立ち、家族のことなど、バイタリティあふれる楽しいお話をしていただきました。
また、すばらしい美声もご披露いただきました。CDを販売致しましたが、もっと先生の歌が聞きたいと瞬く間に売り切れてしまいました。

 
 

2019年7月24日水曜日

2019  天神祭

今日は天神祭の宵宮。天神講さん、鳳講さん、地車講さんが来て下さいました。
土佐堀川にはどんどこ船。
梅雨も明けいよいよ夏本番。そして、明日は天神祭の本宮です。


 


 
 
 


2019年7月20日土曜日

第42回おたのしみ会クレマチス

本日、第42回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、造幣局前理事で、現在、追手門学院大学経営学部教授の百嶋計様を講師に迎え「明治150年と造幣局のあゆみ―創業者たちに学ぶ―」というテーマで講演をしていただきました。
明治4年に新政府最優先の事業として建設された造幣局が、そもそもなぜ大阪の地にに置かれることになったのか、造幣局の建設された場所がもともとどういう所であったのか、創業者たちの群像と当時の時代背景などをお話いていただきました。
また、先生自身もコレクションをされている記念硬貨のお話などもしていただきました。
造幣局というと「桜の通り抜け」をイメージするぐらいで、なかなか普段では聞けない貴重なお話ををお伺いすることが出来、お客様も喜んでおられました。

 
 

2019年7月3日水曜日

天神祭 お迎え人形

花外楼北浜本店にお迎え人形を展示しました。平安時代の中頃、951年に始まった天神祭が、現在のように盛大になるのは、17世紀末の元禄文化が華やかな時代でした。そのころ、神様を奉載した「船渡御」をお迎えするための「お迎え船」に、豪華絢爛の風流人形が飾られるようになったのです。この人形を「お迎え人形」といいます。
花外楼では、毎年、大阪天満宮より「お迎え人形」をお借りし、展示させていただいております。
今年の人形は、鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)です。
平安時代末期の武将、源為朝のことで、幼少時から剛勇で弓術に勝れたと伝えられます。
13歳で父為義に九州に追放されるも、その後九州に勢力を張ったことから、「鎮西(ちんぜい=九州のこと)八郎」と名乗りました。保元の乱では崇徳上皇方として奮戦したが、敗れて伊豆大島に流されました。
為朝は身長が2m以上ある大男で、切れ長の目をしていたそうですが、お迎え人形も勇ましく凛々しい姿をしております。













2019年6月15日土曜日

第41回おたのしみ会クレマチス


本日、第41回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、神戸大学大学院国際文化学研究科教授の坂本千代様を講師にお迎えし「ジャンヌ・ダルクとそのイメージ〜救国少女の死後の運命」というテーマで講演をしていただきました。
今から600年ほど前、英仏100年戦争のさなかのフランスの片田舎に生まれた一人の少女、ジャンヌ・ダルク。陥落寸前のオルレアンの町をイギリス軍から解放、フランスの歴史を変える働きをしたあと、火刑台の上で短い一生を終えました。その後、長きにわたり歴史に埋もれていたその少女は、19世紀に再び注目されるようになり、彼女の生涯の真実が探求されるとともに多くの伝説も生まれることになりました。
 いっぽう、明治維新のころ日本人に最初に紹介されたフランス女性はジャンヌ・ダルクでした。「忠君愛国の鑑」としての彼女の最初のイメージは、その後時代とともに変化していきます。
ジャャンヌ・ダルクという一人の少女のイメージが、彼女の死後、祖国フランスと日本でどのように変わっていったかを、文学作品や漫画、タカラヅカ歌劇の映像などをご紹介頂きながらお話をしていただきました。
今回は坂本先生がゾンタクラブの会員ということもあり、ゾンタクラブのメンバーの方々にも数名ご参加いただき、楽しいひと時となりました。


  



 



2019年5月8日水曜日

バラの季節

美しいバラの季節となりました。
中之島公園のバラも色とりどり咲いて、目を楽しませてくれています。

2019年4月20日土曜日

第40回おたのしみ会クレマチス

本日、第40回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、シタール奏者の田中峰彦様とタブラ奏者の田中りこ様を講師に迎え、『インド古典音楽「心を彩る響き」シタール&タブラ』というテーマで講演をしていただきました。
季節や天候など自然の流れと呼応しながら、さまざまな美しいメロディを即興的に演奏するインド古典音楽。シタールはインドの弦楽器で、人の歌声やこぶしのように微妙な表現をすることができるような構造になっているそうです。タブラはインドの弦楽器で、高音と低音の太鼓2つで1組となっており、組合せで様々な音色が叩き出されます。
インドや楽器のお話なども交えながら、ゆったりと流れるような心癒される音楽を演奏してくださいました。
ご参加いただいた皆様も、不思議な音色をかもしだす楽器に興味が尽きないようで熱心に質問をされていました。

 
 

2019年3月30日土曜日

第39回おたのしみ会クレマチス

本日、第39回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、ゆり工房主宰、錫工芸作家の中村百合恵様に「錫のうつわ〜和心伝新〜」とういうテーマで講演をしていただきました。
江戸時代から昭和のはじめまで、大阪の地でも盛んに作られていた錫器。ずっしりと伝わる心地よい重さ、瞬時に伝わる熱伝導の良さなど、錫の持つ特徴や魅力についてお話しくださいました。
錫のイオン効果により、茶葉の開きを促進しお茶の出を良くしたり、花の水揚げを活発にし、長持ちをさせるそうです。
素敵な作品をたくさんお持ち下さり、お客様も楽しんでお買い求めをされていました。

 


 

2019年2月23日土曜日

第38回おたのしみ会クレマチス

本日、第38回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、大阪樟蔭女子大学名誉教授、武田雅子様に「英語で楽しむHAIKU(俳句)」というテーマで講演をしていただきました。
海外では、作家や文化人たちが、日本の俳句に興味を持ち英訳をしています。また、アメリカでは、子供向けの俳句の絵本が多数出版されており、「ハイク―」といって親しんでいるそうです。
海外で出版された本を多数お持ち下さってご紹介いただき、世界で俳句が親しまれていることを説明していただきました。
武田先生は、様々な勉強をされて知識の幅が広く、とても楽しいお話を聞くことが出来ました。

 


 

2019年2月6日水曜日

ひな人形

ロビーにて雛人形をお飾りいたしました。
あわせて、先代たちが折々に買い求めた、お人形やお飾りも展示いたしました。


 
 
 
 
 
 

2019年1月19日土曜日

第37回おたのしみ会クレマチス

本日、第37回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。今回は、新内節研進派三代目家元、新内志賀様を講師に迎え、『新内節を聴く〜歌と語り、三味線で綴る物語〜』というテーマで講演をしていただきました。サプライズで新内節を演奏しながらご登場下さいました。
時代劇に登場する新内流しは江戸情緒を代表した日本音楽の一つですが、実は上方に源流があります。江戸時代、京都の一中節から派生した豊後節が江戸へ進出し大流行、けれども心中事件の横行を招くと町奉行によって禁止された後、江戸で門人たちが分派して常磐津や新内が生まれました。他の豊後系浄瑠璃は歌舞伎とともに発展しましたが、新内は吉原をはじめとした花街のお座敷で鑑賞されてきました。
重森様は現代の言葉での新しい楽曲作りもされており、それらも含めて、しっとり艶やかに新内節をご披露していただきました。
今回は普段聴くことの機会が少ない新内節ということで関心が高かったのか、大勢の方にご参加いただき、松の内は過ぎてしまいましたが、お正月らしい催しとなりました。