花外楼ホームページ

2020年3月21日土曜日

第49回おたのしみ会クレマチス

本日、第49回おたのしみ会クレマチスを開催致しました。今回は元NHK記者で家訓社訓・数寄者研究科の大塚融様を講師に迎え「京阪神の美の世界を彩った近代の数寄者たち」というテーマでお話をしていただきました。
近代の京阪神では船場を中心に素人ながら茶の湯・能楽・書画・文筆・美術蒐集に優れた旦那衆いわゆる数寄者輩出、お茶屋や自邸を舞台に美の世界を築いていました。一方で数寄者を育てたお茶屋の女将やお出入りの職人も美の世界を支えていました。
神戸の大富豪で、大正から昭和10年代にかけて活躍した南蛮美術の大収集家であった池長孟氏の「十誠」の掛け軸や、たくさんの資料をお持ちいただき、池長孟氏、加賀正太郎氏、谷口豊三郎氏などをご紹介いただきました。
コロナ騒ぎで自粛ムードが広まる中、皆様に来ていただけるのか心配致しましたが、たくさんのお客様にお集まりいただきました。