花外楼ホームページ

2025年12月13日土曜日

花外楼みゅーじあむ④

 本日、『花外楼みゅーじあむ~美食と眼福のひととき~』の第4回目を開催致しました。
4回目は、丸市美術の瀧北様に蒔絵漆器の作品をご持参いただき、展示して頂きました。
また、床の間には、柴田是真と小川破笠の漆絵を掛けて頂きました。明尾先生と瀧北様による座談の後、お食事を召し上がっていただき、その後、瀧北様に展示作品や漆絵について解説をしていただきました。
漆絵漆器は西村象彦「硯箱」、小川破笠「両紙文庫」「硯箱」、
五十嵐随甫「盃・花月䑓」などを展示していただきましたが、いずれも細工の美しさや細密さに、お客様は感嘆しながら鑑賞しておられました。また、柴田是真の漆絵は、絵の具で塗ったかのような表現の仕方に驚き、熱心に瀧北様に質問をしておられました。












2025年11月21日金曜日

船場博覧会2025 料亭で楽しむ「大阪画壇」

1117()から1123()まで、船場界隈で船場博覧会というイベントが開催されています。
花外楼では、今年が大阪会議150年の記念の年で、一環でイベントをしております。船場博覧会の期間中、20()21()2日間「料亭で楽しむ『大阪画壇』」と題し、広間に「大阪画壇」(菅楯彦、菅楯彦、西山芳園、完瑛、庭山耕園など、大阪ゆかりの作家)の作品を展示いたしました。美術館とは違った雰囲気の中で、お抹茶をお楽しみいただきました。また、ご希望の方にはお食事を召し上がっていただいた後、鑑賞していただきました。
お抹茶と共に召し上がっていただいたお菓子は、当社社長が手作りした青大豆と青えんどうの餅入り最中と、四天王寺「河藤」のカラフルなかわいいゼリー。最中は大変好評で、「どこのお店の最中ですか」、「最中が大変おいしかった」などのお声をいただきました
皆様、優しい色合いの大阪画壇の絵を鑑賞しながら、ゆったりとした時間をお過ごしいただきました。





2025年11月8日土曜日

第107回おたのしみ会クレマチス

  本日、第107回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
今回は、作家でエッセイストの三浦暁子様に『義母・曽野綾子との50年』というテーマでご講演いただきました。
三浦暁子様は三浦朱門と曽野綾子のご長男である三浦太郎氏とご結婚されました。嫁ぎ先の作家同氏が築いた家庭はとてもユニークで、個性的なご家族のことをエッセイ『太郎の嫁の物語』で書かれています。今日の講演は、今年2月に曽野綾子様が亡くなられましたが、晩年の様子についてお話しいただきました。
普段では聞けないお話に、皆様大変感動され、是非次回もご講演をとのお声を頂戴致しました。三浦暁子さんにお目にかかれてよかった、とても良いお話だった―そんな1日でした。
感謝です。



2025年11月1日土曜日

花外楼みゅーじあむ

  本日、『花外楼みゅーじあむ~美食と眼福のひととき~』の第3回目を開催致しました。
第3回目は、戸田政商店の戸田様に三好木屑の作品をご持参いただき、展示して頂きました。
また、床の間には、須磨対水のお軸をお飾りいただきました。
明尾先生と戸田様による座談の後、お食事を召し上がっていただき、その後、戸田様に三好木屑の作品の説明を、明尾先生に須磨対水のお軸の説明をしていただきました。
三好木屑は明治から、昭和初期まで活躍した指物師です。指物師として活躍する傍ら、余技として様々な漆芸にも打ち込み、変わり塗を得意として、多種多様なの作品を手がけました。金属の質感を漆で表現したお盆や、野々村仁清の鶴の香合を再現した作品など、超絶技巧に皆様感嘆しながら鑑賞しておられました。