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2025年8月9日土曜日

第104回おたのしみ会クレマチス

 8月9日(土)、第104回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
本年は「大阪会議150年」をテーマに、1年間新しいことにチャレンジをと企画して参りました。後半に入る8月は『元勲料理を楽しむ』をテーマに、当社に残っている献立表から、明治の元勲も食した当時としては珍しいものや美味しそうなものをピックアップし、元勲料理を再現してお召し上がりいただきました。意外な料理としては、ヒレカツサンドとコーヒー、鰻は江戸焼となっていました。また、デザートには江戸時代のスイーツ、玲瓏(こおり)豆腐(豆腐を寒天で固めたもの)にも挑戦。現在でも美味しく召しあがっていただけるものをと、料理長も資料をもとに工夫してくれました。

また、2月に開催いたしました「明治の元勲とその周辺」の展示をもう一度見たいとのご要望もあり、江戸、明治時代の調度品、道具、工芸品などもあわせて展示いたしました。

 山口の菜香亭(明治の時代に創業し平成の時代まで営業を続けた料亭を移築復元し、井上馨や佐藤栄作など著名人の扁額やゆかりの所蔵品が展示されています。)より、女将が講演の依頼を受け、社長と共に、今年の3月に伺いました。菜香亭から、館長と事務局長のお二人もこのイベントにご来会下さり、とても感謝でした。





2025年7月24日木曜日

天神祭

 今日は天神祭の宵宮。天神講さん、鳳講さんが来てくださいました。
川にはどんどこ舟。
明日は天神祭の本宮です






2025年7月12日土曜日

第103回おたのしみ会クレマチス

 本日、第103回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
今回は、天満切子㈱取締役の津田晃弘様に「暮らしを彩る天満切子~ガラスがつなぐ伝統と未来」というテーマで講演をして頂きました。
切子と言えば江戸切子や薩摩切子が有名ですが、大阪には江戸時代、長崎からガラス製法が伝わりました。大阪天満宮正門脇には「大阪ガラス発祥の地」の石碑がありますが、江戸時代中期にガラスの製造が始まり、界隈に次々と工場が出来、ガラス文化が広まりました。そのような歴史を基にして、近年、天満切子が生まれました。
天満切子の誕生からこれまでの歩み、デザインや技術の特徴、そして地元・大阪でどのように根付き、広がって来たかをご紹介いただきました。
商品も展示していただき、皆様にご覧いただきました。



2025年7月1日火曜日

天神祭 お迎え人形

 花外楼北浜本店に御迎人形を展示しました。平安時代の中頃、951年に始まった天神祭が、現在のように盛大になるのは、17世紀末の元禄文化が華やかな時代でした。そのころ、神様を奉載した「船渡御」をお迎えするための「お迎え船」に、豪華絢爛の風流人形が飾られるようになったのです。この人形を「御迎人形」といいます。

花外楼では、毎年、大阪天満宮より「御迎人形」をお借りし、展示させていただいております。
今年の人形は、「胡蝶舞」。胡蝶舞は、六十代醍醐天皇の延喜八年(908)に山城守忠房朝臣が作った舞楽。華麗な羽をつけて蝶のように舞うのが特徴です。