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2025年7月12日土曜日

第103回おたのしみ会クレマチス

 本日、第103回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
今回は、天満切子㈱取締役の津田晃弘様に「暮らしを彩る天満切子~ガラスがつなぐ伝統と未来」というテーマで講演をして頂きました。
切子と言えば江戸切子や薩摩切子が有名ですが、大阪には江戸時代、長崎からガラス製法が伝わりました。大阪天満宮正門脇には「大阪ガラス発祥の地」の石碑がありますが、江戸時代中期にガラスの製造が始まり、界隈に次々と工場が出来、ガラス文化が広まりました。そのような歴史を基にして、近年、天満切子が生まれました。
天満切子の誕生からこれまでの歩み、デザインや技術の特徴、そして地元・大阪でどのように根付き、広がって来たかをご紹介いただきました。
商品も展示していただき、皆様にご覧いただきました。



2025年7月1日火曜日

天神祭 お迎え人形

 花外楼北浜本店に御迎人形を展示しました。平安時代の中頃、951年に始まった天神祭が、現在のように盛大になるのは、17世紀末の元禄文化が華やかな時代でした。そのころ、神様を奉載した「船渡御」をお迎えするための「お迎え船」に、豪華絢爛の風流人形が飾られるようになったのです。この人形を「御迎人形」といいます。

花外楼では、毎年、大阪天満宮より「御迎人形」をお借りし、展示させていただいております。
今年の人形は、「胡蝶舞」。胡蝶舞は、六十代醍醐天皇の延喜八年(908)に山城守忠房朝臣が作った舞楽。華麗な羽をつけて蝶のように舞うのが特徴です。