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2019年7月3日水曜日

天神祭 お迎え人形

花外楼北浜本店にお迎え人形を展示しました。平安時代の中頃、951年に始まった天神祭が、現在のように盛大になるのは、17世紀末の元禄文化が華やかな時代でした。そのころ、神様を奉載した「船渡御」をお迎えするための「お迎え船」に、豪華絢爛の風流人形が飾られるようになったのです。この人形を「お迎え人形」といいます。
花外楼では、毎年、大阪天満宮より「お迎え人形」をお借りし、展示させていただいております。
今年の人形は、鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)です。
平安時代末期の武将、源為朝のことで、幼少時から剛勇で弓術に勝れたと伝えられます。
13歳で父為義に九州に追放されるも、その後九州に勢力を張ったことから、「鎮西(ちんぜい=九州のこと)八郎」と名乗りました。保元の乱では崇徳上皇方として奮戦したが、敗れて伊豆大島に流されました。
為朝は身長が2m以上ある大男で、切れ長の目をしていたそうですが、お迎え人形も勇ましく凛々しい姿をしております。