花外楼では、毎年、大阪天満宮より「お迎え人形」をお借りし、展示させていただいております。
今年の人形は、鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)です。
平安時代末期の武将、源為朝のことで、幼少時から剛勇で弓術に勝れたと伝えられます。
13歳で父為義に九州に追放されるも、その後九州に勢力を張ったことから、「鎮西(ちんぜい=九州のこと)八郎」と名乗りました。保元の乱では崇徳上皇方として奮戦したが、敗れて伊豆大島に流されました。
為朝は身長が2m以上ある大男で、切れ長の目をしていたそうですが、お迎え人形も勇ましく凛々しい姿をしております。