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2024年8月10日土曜日

花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~

本日、大阪商業大学公共学部教授の明尾先生が企画された『花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~』のシリーズ5回にわたる講座の第4回目を開催致しました。

今回のテーマは『浪速風情の体現者「菅楯彦・生田花朝」』。菅楯彦は、身に付けた国学や歴史観をもとに浪速の風俗を描く町絵師として「浪速御民」を標榜するなど独自なスタイルを確立しました。生田花朝は菅楯彦に師事し、最も楯彦の画風を受け継ぐ画家として大坂の年中行事や祭礼を描きました。菅楯彦の「大将軍」や「李白長安酒家眠」や生田花朝の「春昼」(中之島美術館の特別展観に出品された花朝壮年の傑作と言える作品)などの掛け軸や、楽のお茶碗に菅楯彦が文字や絵を施したものなど、有名美術商の方にお持ちいただき、ご紹介いただきました。