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2024年9月21日土曜日

花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~

 本日、大阪商業大学公共学部教授の明尾先生が企画された『花外楼で愉しむ大阪画壇 ~これで貴方も大阪画壇通~』のシリーズ5回にわたる講座の第5回目を開催致しました。
今回のテーマは『長崎派の名品を堪能~司馬江漢・鶴亭・泉必東等」』。享保16年(1731)に長崎に渡来した清朝の画家・沈南蘋[しんなんぴん]は、緻密な写実的描写と鮮やかな色彩を特徴とする画風でたちまち人気を博し、伊藤若冲や丸山応挙など江戸中期の画家にも多大な影響を与えました。
江戸後期の蘭学者にして洋風画家である司馬江漢、長崎南蘋派の熊斐、森蘭斎、泉必等、鶴亭の作品をご紹介いただきました。また、所蔵家のご厚意で、伊藤若冲、上田耕夫の作品もご出品いただきました。ロビーには、室町時代の楓と鹿の秋の風情漂う屏風も展示していただきました。展覧会でも一堂に会して見ることのできない素晴らしい作品を見ることの出来る貴重な機会となりました。