両親は堂本印象先生と親しくさせていただいたようでございます。
昭和39年に前の花外楼(現在工事中)の建物ができた時に、印象先生から直々に頂戴した作品です。座敷の床の間に掛け軸ではなくていつも飾っておける絵を欲しいとの要望に応えて制作してくださいました。先生は既に晩年になられていたのでしょうか。抽象の世界を表現したいとの思いもお持ちでしたが、一般の方々にも馴染みやすい作品にしようと制作してくださいました。とても大きな作品で額縁も立派です。大広間の床の間には、どっしりとこの作品が位置を占めていました。
この作品のファンのお客様も大勢おられました。現在、この作品は大坂城店のホールに掛けております。