11月17日(月)から11月23日(日)まで、船場界隈で船場博覧会というイベントが開催されています。
花外楼では、今年が大阪会議150年の記念の年で、一環でイベントをしております。船場博覧会の期間中、20日(木)と21(金)の2日間「料亭で楽しむ『大阪画壇』」と題し、広間に「大阪画壇」(菅楯彦、菅楯彦、西山芳園、完瑛、庭山耕園など、大阪ゆかりの作家)の作品を展示いたしました。美術館とは違った雰囲気の中で、お抹茶をお楽しみいただきました。また、ご希望の方にはお食事を召し上がっていただいた後、鑑賞していただきました。
お抹茶と共に召し上がっていただいたお菓子は、当社社長が手作りした青大豆と青えんどうの餅入り最中と、四天王寺「河藤」のカラフルなかわいいゼリー。最中は大変好評で、「どこのお店の最中ですか」、「最中が大変おいしかった」などのお声をいただきました
皆様、優しい色合いの大阪画壇の絵を鑑賞しながら、ゆったりとした時間をお過ごしいただきました。
2025年11月21日金曜日
船場博覧会2025 料亭で楽しむ「大阪画壇」
2025年11月8日土曜日
第107回おたのしみ会クレマチス
本日、第107回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
今回は、作家でエッセイストの三浦暁子様に『義母・曽野綾子との50年』というテーマでご講演いただきました。
三浦暁子様は三浦朱門と曽野綾子のご長男である三浦太郎氏とご結婚されました。嫁ぎ先の作家同氏が築いた家庭はとてもユニークで、個性的なご家族のことをエッセイ『太郎の嫁の物語』で書かれています。今日の講演は、今年2月に曽野綾子様が亡くなられましたが、晩年の様子についてお話しいただきました。
普段では聞けないお話に、皆様大変感動され、是非次回もご講演をとのお声を頂戴致しました。三浦暁子さんにお目にかかれてよかった、とても良いお話だった―そんな1日でした。
感謝です。
2025年11月1日土曜日
花外楼みゅーじあむ
本日、『花外楼みゅーじあむ~美食と眼福のひととき~』の第3回目を開催致しました。
第3回目は、戸田政商店の戸田様に三好木屑の作品をご持参いただき、展示して頂きました。
また、床の間には、須磨対水のお軸をお飾りいただきました。
明尾先生と戸田様による座談の後、お食事を召し上がっていただき、その後、戸田様に三好木屑の作品の説明を、明尾先生に須磨対水のお軸の説明をしていただきました。
三好木屑は明治から、昭和初期まで活躍した指物師です。指物師として活躍する傍ら、余技として様々な漆芸にも打ち込み、変わり塗を得意として、多種多様なの作品を手がけました。金属の質感を漆で表現したお盆や、野々村仁清の鶴の香合を再現した作品など、超絶技巧に皆様感嘆しながら鑑賞しておられました。
2025年10月18日土曜日
花外楼みゅーじあむ②
本日、『花外楼みゅーじあむ~美食と眼福のひととき~』の第2回目を開催致しました。
第2回目は、北川昭雲堂の北川様に小林一三の掛け軸やお茶碗などをご持参いただき、展示して頂きました。
明尾先生と北川様による座談の後、お食事を召し上がっていただき、その後、北川様による展示作品の解説をお聞きいただきました。
銀皿に琥珀がはめ込まれたものや、小林一三が外遊でスペインに出かけた際に購入した扇子の親骨を再利用した香合など珍しいものもあり、皆様じっくりと鑑賞しておられました。
2025年10月4日土曜日
第106回おたのしみ会クレマチス
本日、第106回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
今回は、大阪回生病院放射線科部長で抗加齢医学専門医の大野浩司様に『10年若返る!!若返りの重要知識と簡単効果的な筋トレ術』というテーマで講演をしていただきました。
アンチエイジング最前線の情報と若返りの基本で1番効果的な筋トレから筋肉増強を、楽に簡単に効率よく達成できる方法を教えて頂きました。
出来る事から、是非やってみたいと思うお話をしていただきました。
2025年9月13日土曜日
花外楼みゅーじあむ
本日、『花外楼みゅーじあむ~美食と眼福のひととき~』の第一回目を開催致しました。
大阪商業大学教授の明尾圭造先生が、美術館でガラスケース越しに鑑賞するのではなく、身近に優れた作品を鑑賞して頂きたいと、企画されました。
第1回目は、市田朝芳庵の市田社長様に表千家のお道具や、菅楯彦や生田花朝などのお軸をご持参いただきました。
明尾先生と市田様による座談の後、お食事を召し上がっていただき、その後、明尾先生による展示された作品の解説を聞きながら、じっくりと鑑賞して楽しんでいただきました。
2025年9月6日土曜日
第105回おたのしみ会クレマチス
今回は、歌人の山科真白様に「旧かなで詠む楽しい短歌」というテーマで講演をして頂きました。山科様は晩年の眉村卓に師事し、現在は塚本靑史氏に師事し、小説エッセイも執筆されています。
『万葉集』からの和歌の歴史を振り返りながら、和歌の面白さと魅力をわかりやすくお話して頂きました。現代仮名遣い表記とは一味違う、旧かな遣いの短歌の作り方を解説して頂きました。美しい日本の言葉を見直すきっかけにもなり、和歌を詠んでみようという気分にもなって、楽しい一時でした。
2025年8月30日土曜日
夏休み親子体験食味学習会
8月21日(木)、国際観光日本レストラン協会主催による「親子体験食味学習会」を開催いたしました。小学生と中学生を対象に、大阪の歴史のお話とお食事とお抹茶を体験して頂きました。
今年が大阪会議150年の年に当たり、女将が明治維新から大阪会議に至る経緯を紙芝居で簡単にお話いたしました。
お食事は、四季の日本料理を皆様和やかに美味しく召し上がっていただけたようです。お抹茶は、別室に移動し、社長がお抹茶の飲み方や挨拶の仕方などを説明し、お抹茶も体験して頂きました。畳に正座で緊張した面持ちでしたが、楽しんでいただけたようです。
料亭でのお食事やお抹茶の体験を通して、わずかの時間でしたが、日本の伝統や文化の良さに気づいていただけたのではないかと思います。
2025年8月9日土曜日
第104回おたのしみ会クレマチス
8月9日(土)、第104回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
本年は「大阪会議150年」をテーマに、1年間新しいことにチャレンジをと企画して参りました。後半に入る8月は『元勲料理を楽しむ』をテーマに、当社に残っている献立表から、明治の元勲も食した当時としては珍しいものや美味しそうなものをピックアップし、元勲料理を再現してお召し上がりいただきました。意外な料理としては、ヒレカツサンドとコーヒー、鰻は江戸焼となっていました。また、デザートには江戸時代のスイーツ、玲瓏(こおり)豆腐(豆腐を寒天で固めたもの)にも挑戦。現在でも美味しく召しあがっていただけるものをと、料理長も資料をもとに工夫してくれました。
また、2月に開催いたしました「明治の元勲とその周辺」の展示をもう一度見たいとのご要望もあり、江戸、明治時代の調度品、道具、工芸品などもあわせて展示いたしました。
山口の菜香亭(明治の時代に創業し平成の時代まで営業を続けた料亭を移築復元し、井上馨や佐藤栄作など著名人の扁額やゆかりの所蔵品が展示されています。)より、女将が講演の依頼を受け、社長と共に、今年の3月に伺いました。菜香亭から、館長と事務局長のお二人もこのイベントにご来会下さり、とても感謝でした。
2025年7月24日木曜日
2025年7月12日土曜日
第103回おたのしみ会クレマチス
本日、第103回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
今回は、天満切子㈱取締役の津田晃弘様に「暮らしを彩る天満切子~ガラスがつなぐ伝統と未来」というテーマで講演をして頂きました。
切子と言えば江戸切子や薩摩切子が有名ですが、大阪には江戸時代、長崎からガラス製法が伝わりました。大阪天満宮正門脇には「大阪ガラス発祥の地」の石碑がありますが、江戸時代中期にガラスの製造が始まり、界隈に次々と工場が出来、ガラス文化が広まりました。そのような歴史を基にして、近年、天満切子が生まれました。
天満切子の誕生からこれまでの歩み、デザインや技術の特徴、そして地元・大阪でどのように根付き、広がって来たかをご紹介いただきました。
商品も展示していただき、皆様にご覧いただきました。
2025年7月1日火曜日
天神祭 お迎え人形
花外楼北浜本店に御迎人形を展示しました。平安時代の中頃、951年に始まった天神祭が、現在のように盛大になるのは、17世紀末の元禄文化が華やかな時代でした。そのころ、神様を奉載した「船渡御」をお迎えするための「お迎え船」に、豪華絢爛の風流人形が飾られるようになったのです。この人形を「御迎人形」といいます。
花外楼では、毎年、大阪天満宮より「御迎人形」をお借りし、展示させていただいております。今年の人形は、「胡蝶舞」。胡蝶舞は、六十代醍醐天皇の延喜八年(908)に山城守忠房朝臣が作った舞楽。華麗な羽をつけて蝶のように舞うのが特徴です。
2025年6月21日土曜日
第102回おたのしみ会クレマチス
本日、第102回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
今回は、大阪の漆芸家の川端宏房様に「漆の華 漆黒の闇と蒔絵の輝き」というテーマで講演をして頂きました。川端様は、六代目川端近左のご長男として生まれ、幼き頃より漆芸に慣れ親しんで来られました。幼少期の感性を大切に、ユニークな作品作りをされておられます。漆の木、漆とはどんなものか、蒔絵の材料、道具や素材、ご自身の作品について説明をしていただきました。
床の間に、当店所蔵の歴代の川端近左様の作品を展示いたしました。
また、川端様にご自身の作品をお持ちいただき、皆様にご覧いただきました。
2025年5月13日火曜日
第101回おたのしみ会クレマチス
5月10日(土)に、第101回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
大阪会議150年特別記念として、普段のクレマチスとは趣向を変えて、花外楼ゆかりの品々から、お気に入りを選んでいただくお福分けを企画致しました。また、ギャラリーや茶道具店の方にご協力いただき、とっておきの素敵な品々をご出品いただきました。
大阪商業大学の明尾圭造先生には、お話や、お買い物の際のアドバイスも。お客様は、それぞれお気に入りの品物をご覧になり、お店の方々ともおしゃべりをしながら、楽しくお買い物をしておられました。
季節のお弁当を販売させていただきましたが、テラスなどでバラが美しく咲き誇る中之島公園を眺めながら、いつもと違うスタイルで楽しんで下さったようです。
2025年5月8日木曜日
2025年4月12日土曜日
第100回おたのしみ会クレマチス
本日、第100回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
お陰様でクレマチスは今回で100回目を迎えることができました。100回を記念し、中国古箏演奏家の伍芳(ウー ファン)様に『中国古箏(こそう)で奏でる時空を超えた悠久の響き』というテーマで公演をしていただきました。「茉莉花」、「桜のトンネル」、「春よ来い」等、演奏していただきました。中国古箏の柔らかく優雅な音色に魅了される、ひと時となりました。お客様は、まだまだ聞き足りないといった様子でした。
2025年4月3日木曜日
永樂の器で楽しむ春の彩り会席
4月3日(木)、大阪会議150周年を記念し、『永樂の器で楽しむ春の彩り会席』という催しを致しました、春らしい永樂の器を使用し、料理とともに春を味わっていただきました。また、酒器や抹茶茶碗など、永樂の器を展示いたしました。お客様にお好きな茶碗をお選びいただき、お抹茶を召し上がっていただきました。
2025年3月8日土曜日
第99回おたのしみ会クレマチス
本日、第99回おたのしみ会クレマチスを開催いたしました。
『花のそと』の再出版にご尽力いただきました㈱創元社の矢部敬一代表取締役社長様に『明治維新と本の世界<大阪編>』というテーマで講演をしていただきました。
船場界隈に残る古の場所、江戸時代の出版事情、明治維新が出版業界にも大きな影響を与え近代出版文化を発展させていった歴史などについて興味深いお話しをしていただきました。
出版物も、販売形態も時代と共に様変わりし、時代の移り変わりを感じるお話でしたが、NHKの大河ドラマで蔦谷重三郎が取り上げられ、時代が変わったと話しておられました。
2025年3月1日土曜日
船場のひなめぐり テラスにて抹茶と和菓子
2月26日(水)から3月3日(月)まで、船場界隈で船場のひなめぐりというイベントが開催されております。当店もそれにちなみ、1日(土)限定で、昨年ご好評をいただいた、1階テラスにて抹茶と和菓子を召し上がっていただく企画を催しました。和菓子は、当社社長が手作りした青大豆と青えんどうの餅入り最中と、四天王寺「河藤」のカラフルなかわいいゼリー。どちらのお菓子もお客様に好評で、お雛祭らしいお菓子で、おいしかったと喜んで頂きました。
2階、大広間の床の間に、大阪画壇のお雛様のお軸を飾り、ご覧いただきました。
川風が冷たかったですが、日差しに春のぬくもりを感じるテラスにて、ゆったりと時間をお過ごしいただきました。


